E.coli RuvB Protein

Description

背景：

大腸菌RuvB タンパク質は、相同組換えおよび組換え修復の後期段階で RuvA タンパク質と複合体を形成し、組換えの中間体である Holliday 構造に特異的に結合し、ATP 加水分解エネルギーを使用して Holliday ジャンクションの移動を可能にし、ヘテロ二重鎖領域を拡大します。

仕様:

製品: 完全長組換えタンパク質、高度に精製された（95%以上）

形状: 50% グリセロール、10 mM トリス-HCl (pH7.5)、2 mM EDTA、100 mM NaCl、5 mM メルカプトエタノール

濃度: 1.0 mg/ml (BCA法による)

保管: 4℃または-20℃で発送してください。スピンダウンして-20℃または-80℃で長期間保管してください。

アプリケーション

1. 試験管内での機能研究; RuvA と RuvB は、ATP 加水分解エネルギーを使用してホリデージャンクション (組換え中間体) の分岐移動を促進する複合体を形成します (Ref.2)。
2. ウエスタンブロッティングおよびELISAの標準抗原

データリンクUniProtKB/Swiss-Prot P0A812 (RUVB_ECOLI)

参考文献:この製品は、参考文献 2-7 で使用されています。

1. 品川 秀、岩崎 秀 (1996)「相同組換えにおけるホリデイジャンクションの処理」トレンドバイオケミストリーサイエンス 21 :107-111 PMID: 8882584
2. 岩崎 浩 他 大腸菌 RuvA および RuvB タンパク質はホリデイジャンクションと特異的に相互作用し、分岐の移動を促進する。Genes Dev 6 :2214-2220 PMID: 1427081
3. Hishida T et al. ホリデージャンクションの分岐移動を促進する RuvB タンパク質のウォーカーモチーフ A の役割。ウォーカーモチーフ A の変異は Ruvb の Atp 結合、Atp 加水分解、および DNA 結合活性に影響します。J Biol Chem. 1999 年 9 月 3 日;274(36):25335-42。
4. Han YW et al. RuvB モータータンパク質の AAA ATPase ドメインから突出するユニークなベータヘアピンは、ホリデイジャンクションの分岐移動における RuvA DNA 認識タンパク質との相互作用に関与しています。J Biol Chem. 2001 年 9 月 14 日;276(37):35024-8。Epub 2001 年 6 月 26 日。
5. Hishida T et al. RuvB AAA ATPase 内の保存されたアルギニンが、六量体内の隣接サブユニットの ATPase 活性に対するアロステリックエフェクターとして機能するという直接的な証拠。Proc Natl Acad Sci US A. 2004 年 6 月 29 日;101(26):9573-7。Epub 2004 年 6 月 21 日。
6. Han YW 他「大腸菌 RuvA-RuvB タンパク質複合体によるホリデイジャンクション DNA の分岐移動中の DNA 回転の直接観察」Proc Natl Acad Sci US A. 2006 年 8 月 1 日;103(31):11544-8. Epub 2006 年 7 月 24 日
7. Mazina OM et al. Holliday の分岐移動中の DNA 異質性の極性とバイパス

ヒトRAD54、BLM、およびRECQ1タンパク質による接合部の阻害。J Biol Chem.  2012年4月6日;287(15):11820-32。

図精製された RuvB タンパク質の SDS-PAGE 分析。37 kDa

関連製品:

01-007 E.coli RuvA タンパク質 01-011 E.coli RuvC タンパク質 61-005 抗 RuvA 抗体、ウサギポリクローナル 61-007 抗 RuvB 抗体、ウサギポリクローナル 61-009 抗 RuvC 抗体、ウサギポリクローナル